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PanasonicとNECのケータイ

PanasonicとNECが携帯事業での提携をさらに進めるようです。

記事によると、携帯電話用のシステムLSIの共同開発会社を合弁で設立するそうです。アメリカTIも出資するとのことです。以前からソフトウエアでは提携をしていました。今回の提携はそれよりもさらに踏み込んだものとなります。さて第二のQualcomになることができるでしょうか?ちなみにPanasonicもNECもケータイ電話は赤字です。

PanasonicとNECは日本国内の1位と2位で、国内シェアだけだと、合計で30%程度になるそうな。ただし、世界だと数%程度ではないでしょうか・・・たぶん合わせても5%いくかいかないかのような気が・・・します。

Qualcomはケータイ用のシステムLSIをライセンスしていて、さらに、ケータイ用のOSもライセンスしています。パソコンでいえば、IntelとMicrosoft両方をやっているようなものです。さらにすすんでケータイのコンテンツ配信の規格とシステムまで手がけようとしています。

PanasonicとNECの提携は、システムLSIだけでなく、ケータイ用のOSまでつくり、しかも、ケータイ端末自体も製造するという部分を狙っているように思えます。

製造業というやつは、キーデバイス開発、アセンブリ、サービスと大きく三つの部分に分かれます。キーデバイスの開発が、システムLSI開発であり、アセンブリが組み立て、サービスが販売なりアフターサービスなりにとなります。で、アセンブリの部分ではおおきな利益を生み出すことができないといわれています。水平分業モデルです。Qualcomや、Intel、Microsoft、DELL、台湾アセンブリメーカーなどのモデルです。

これに対して垂直統合モデルといわれるものがあり、これはキーデバイスからアセンブリ、サービスまでを1企業で行い、圧倒的な市場シェアを押さえる戦略です。松下のプラズマTVやSonyのHandyCamなどがそれにあたります。すべてを自前で押さえています。

日本のケータイ端末メーカーは自前でLSI開発から、すべてを行ってきていたのですが、そのモデルでなんともならんと・・・垂直でだめなら、水平ということでしょう。

PanasonicとNECの合弁会社は正直いって、Qualcomの2週遅れといった感じですが、技術力という点では世界一かもしれません。Qualcomになれるかどうかは、わかりませんけど、そこそこいい線いくのではないでしょうか?

世界で生き残るケータイ端末メーカーの数はどの程度かわかりませんが、せいぜい4~5社程度と思われます。日本国内だけで、10社近いメーカーがひしめいていることを考えると、これからが再編の第二幕がはじまるんだろうな。

3G、3.5G、4Gといった先端ケータイとケータイを利用したサービスのモデルの開発は、日本の端末メーカーというか、どこかに吸収された、日本の端末メーカーの技術者がやるんだろうな。
# by biz21c | 2006-04-07 22:23 | ことのは

携帯電話キャラクターくーまん

Vodafoneの携帯電話にくーまんというキャラクターがいるものがあります。

くーまんはVodafoneの東芝製の2G携帯に搭載されているキャラクターで、大変な人気者です。携帯電話の中に子熊のくーまんの部屋があり、ユーザーはこの部屋にアクセスするこにより、くーまんと話をすることができます。また、サイトから、くーまんのグラフィックデータをダウンロードして、くーまんの服が変わったり、部屋の模様替えなどもできます。Vodafoneの東芝製2G端末の利用者はほとんどが、楽しんでいます。このくーまんが3G携帯になると搭載されていません。

V30○T、V40○T、V50○T、V60○Tに搭載されており、700T、800T、900Tシリーズには搭載されません。

なぜ、絶大な人気を誇るキャラクターが3G端末には搭載されていないのでしょうか?

考えられることとして、

1.3Gではパケット定額のサービスが利用できる。
  2Gでパケットは定額ではないので、くーまんのデータダウロードに課金することができる。しかし、パケット定額サービスを提供している3Gでは、くーまんのデータダウンロードは、ネットワークの負荷にしかなりません。つまり、ただのお荷物となります。

2.携帯開発費の上昇
  3G携帯では、さまざまな機能が搭載されており、今後も機能の拡張が行われることが考えられます。ただでさえ、複雑になった3G端末にくーまんという機能を載せることにより、端末開発上の障害になることが考えられます。端末には限られたCPUとメモリしか乗せれないわけですから、くーまんとそのほかの機能がトレードオフとなります。また、くーまんを搭載することにより、開発費のあがります。つまり、くーまんを乗せるよりも、音楽機能やSuicaを載せたほうがいいと判断されているわけです。

以上二つの理由から、3Gではくーまんは搭載されることはないと考えられます。

たしかに合理的な判断です。しかし、これでいいのでしょうか?

ユーザーはくーまんを支持しているのです。Emotionalな付加機能として、大変な支持をしています。携帯電話から絵文字機能を削除することは、まず、考えられません。音楽プレーヤー機能は、写メールがすべての携帯の標準機能となったように、すべての携帯に搭載されていくと考えられます。

女性をターゲットにした、端末には搭載しても、いいのではないでしょうか?くーまんを機能としてとらえず、デザインの一部として考える発想の柔軟性がないのだろうか、、、

携帯電話もアクセサリーとして、考えなければだめでしょう・・・
# by biz21c | 2006-04-06 04:52 | ことのは

ことのは

さて、このBlogでは、まじめに思うことを書いていきたいと思います。

なにを紡ぎだせるか、わかりませんが、

好きなことを好きなように書きます。

徒然なるままに日暮し、硯に向かいて、、、

週一回更新を目標にします。
# by biz21c | 2006-04-06 03:41 | ことのは